書評(2)

最近はAI系の本を読むことが多いのですが、その中から1つを紹介します。

「ビッグ・データで株価を読む」 岡田克彦 2014年

著者の岡田氏は関西学院大学教授であり、マグネマックスというヘッジファンドのCEOを兼任しています。
このファンドですが、2013年頃からちょくちょく新聞やニュースサイトで取り上げられています。
直近では2016年8月19日付けの毎日新聞で「AI革命」という記事になっています。

このファンドはWEBマイニングと呼ばれる手法を用いており、同新聞記事から引用すると、
「過去10年の相場情報などはもちろん、ツイッターやブログまで約100万系列の膨大な情報をAIで解析。
 市場で過小評価され、値上がり可能性が高い株をランク付けして約100銘柄を選び、売買指示を出す。」
とのことです。

さて肝心の内容ですが、
分析データやバランスカーブの記載は好感が持てるのですが、論理的でない記述がいくつか見られ、
手法の検証結果も「ビッグデータってこんなことしかできないのかなぁ」と言いたくなる内容です。
同ファンドは三菱UFJ信託銀行やヤフーとも提携しているため、これだけの内容である筈がありません。
当然ながら「ここまでは本にしてもいいかな」といった情報なのでしょう。

マイニング系の事例の1つとして、興味のある方限定でお勧めします。